古墳巡りを楽しく 御朱印ならぬ「御墳印」を販売 行田など

国の特別史跡に指定されている埼玉古墳群がある埼玉県行田市などは、観光客に古墳巡りを楽しんでもらおうと、寺や神社の御朱印をヒントにした「御墳印」の販売を今月から始めました。

この「御墳印」は行田市や熊谷市など埼玉県内の7つの市と町が連携して新たにつくりました。
対象になるのは埼玉古墳群を含む22か所で、寺や神社の参拝の証しとなる御朱印のように、それぞれの古墳の名前が記されたり古墳の形や出土品などが描かれたりしています。
関係する市や町は、この「御墳印」の販売を今月から始めました。
このうち対象の古墳が14か所ある行田市では、観光物産館などで1枚300円の「御墳印」とともに、集めたものを保管する「御墳印帳」を販売しています。
市では、歴史が好きな観光客に「御墳印」を集めながら古墳巡りを楽しんでもらいたいとしています。
行田市商工観光課の吉松良祐さんは、「古墳という共通のテーマで新しい人の動きをつくりたいと企画しました。多くの人に楽しんでもらえるよう参加する地域を広げていきたい」と話していました。