中学校教諭が生徒80人分の個人情報入ったUSBメモリー紛失

埼玉県日高市の教育委員会は、中学校の教諭が生徒80人分の氏名や成績、宿泊学習の際の写真など、個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表しました。

日高市教育委員会によりますと、USBメモリーを紛失したのは、市立中学校に勤務する60代の教諭です。
USBメモリーには、生徒80人分の氏名や中間試験の成績をはじめ、宿泊学習の際に生徒が撮影した1200枚余りの写真などが、含まれていたということです。
先月26日に、教諭が試験の採点をするために業務用のUSBメモリーを自宅に持ち帰り、28日に学校のパソコンで使ったあと、翌日、紛失に気づき、自宅を探したものの見つからず、今月1日に教頭に報告したということです。
教諭はUSBメモリーを持ち出すのための許可を受けておらず、持ち出しが認められていない試験の解答用紙も無断で持ち帰っていたということです。
これまでに個人情報の流出などは確認されていないということで、学校は警察に遺失物の届けを出すとともに、生徒や保護者に説明と謝罪を行いました。
日高市教育委員会は「改めてルールの徹底をはかるとともに、関係者に聞き取りをしたうえで対策を行っていく」とコメントしています。