中学校切りつけ事件受け 小学校で不審者想定訓練 戸田

ことし3月中学校に少年が侵入し教員が切りつけられる事件が起きた埼玉県戸田市で、不審者の侵入を想定した訓練が行われました。

戸田市の喜沢小学校で行われた訓練には、全校児童や教職員あわせて400人余りが参加しました。
訓練は、不審者が2年生の教室に侵入したという想定で行われ、担任が子どもたちを隣のクラスに避難するよう促すとともに、備えつけの防犯ブザーを鳴らして周りに異常を知らせました。
このあと、ほかのクラスの教員などが駆けつけ、さすまたや防護盾を使って動きを封じていました。
戸田市内ではことし3月、中学校に少年が侵入し教員がナイフで切りつけられる事件が起きていて、市はすべての小中学校に防犯用の備品を配るなど対策の強化を進めています。
訓練に参加した教諭は「不審者がいきなり入ってきたら大変だと感じました。いつ何があるかわからないので、まずは子どもの安全を第一に対応したいと思います」と話していました。