外国籍住民が参加 わかりやすい日本語で防災訓練 埼玉 越谷

外国籍の住民が多く住む埼玉県越谷市で、10日、さまざまな国籍の住民が参加してわかりやすい日本語を使った防災訓練が行われました。

越谷市には8000人近くの外国籍の住民が住んでいて、市が10日行った防災訓練には、地域に住んでいる中国や韓国、それにドイツといった外国籍の住民などおよそ60人が参加しました。
訓練では、消防の職員が住宅用の火災警報器の機能や大切さについてわかりやすい日本語で伝え、設置を呼びかけました。
また、地震体験車で大きな揺れを体験して必要な備えを学んだり、万が一の時に備えて心肺蘇生法やAEDの使い方を学んだりしていました。
参加した韓国籍の住民は、「日本は災害が多いので訓練ができていい経験になりました」と話していました。
越谷市市民活動支援課の大塚善太調整幹は、「外国籍の市民は地域で孤立してしまうことがあり、災害時に互いにも助け合えるよう、ふだんから住民どうしでコミュニケーションをとっておいてほしいです」と話していました。