小児がん患者を支援 埼玉 所沢で「レモネードスタンド」活動

小児がんの患者を支援するため、寄付した人にレモネードを渡す「レモネードスタンド」と呼ばれる取り組みが埼玉県で行われました。

「レモネードスタンド」は、アメリカで小児がんと闘病していた女の子が同じ病気の子どもを助けたいとレモネードを販売したことがはじまりで、10日は所沢駅で活動が行われました。
会場では、小児がんで子どもを亡くした親やボランティアなど、およそ10人が募金を呼びかけ、寄付した人にレモネードのほか、ピンバッジなどを手渡していました。
寄付金は小児がんの治療を研究している団体への寄付や、小児がんの啓発活動を行う資金にあてられるということです。
寄付した50代の女性は「孫がいるので、寄付金が多くの子どもたちが元気になることにつながってほしいです」と話していました。
企画した団体の貫井孝雄代表は、「レモネードスタンドを通じて、多くの子どもが小児がんや後遺症に苦しんでいることや、外国と比べて小児がんの研究資金が少ないという実情を知ってほしいです」と話していました。