埼玉 久喜 保育園遊具事故 事故前に保育士2人その場離れる

埼玉県久喜市の保育園で、3歳の男の子の首に遊具のロープが絡まった事故で、当時、遊具の近くには2人の保育士がいましたが他の園児が移動するのにあわせてその場を離れていたことが市の監査でわかりました。
市は検証委員会を設置し事故の原因を調べるとともに再発防止策を検討することにしています。

先月2日、埼玉県久喜市の保育園の園庭で、3歳の男の子がロープを伝って高さ2メートルほどの土の山を上り下りする遊具で遊んでいたところ、首にロープが絡まる事故がありました。
警察によりますと、男の子は一時意識不明の重体となりましたがその後意識が回復したということです。
市は児童福祉法に基づいて特別指導監査を行っていますが、これまでの保育園への聞き取りで遊具の近くでは当時2人の保育士が見守っていましたが、他の園児が移動するのにあわせてその場を離れていたことがわかりました。
園庭には他にも保育士がいましたが、事故が起きたときは誰も見ていなかったということです。
市は保育士どうしの連携不足が事故の背景の一つとみていて、医師や弁護士などでつくる検証委員会を設置し、事故の原因を調べるとともに再発防止策を検討することにしています。