埼玉県 「生成AI」業務活用に向け 初めての勉強会

「ChatGPT」などの「生成AI」を業務に活用しようと埼玉県は22日初めての勉強会を開き、メリットや課題の洗い出しを進めることになりました。

「ChatGPT」などの生成AIは急速に活用が広がっていますが、個人情報の取り扱いなど課題も指摘されています。
埼玉県は、生成AIを将来的に県の業務に活用しようと、22日初めて勉強会を開き、オンラインを含めておよそ600人が参加しました。
勉強会では、外部の専門家が「ChatGPT」は、翻訳や情報整理などができ業務の効率化につながる一方、より正確な回答を得るために、適切な質問を立てる能力が求められることや著作権や商標に触れていないかといった権利関係にも注意することが必要だと説明しました。
22日の勉強会をふまえ、県は今後、生成AIのメリットや課題を洗い出したうえで、県の業務への活用に向け検討を進めることにしています。
埼玉県行政・デジタル改革課DX推進担当の福田智樹主幹は「うまく答えを導き出せるような指示のしかたを勉強しなければならないと感じました。活用する際のルールやガイドライン作りについても考えていきたい」と話していました。