ゼレンスキー大統領の会見 避難者から希望の声 埼玉

21日夜、G7広島サミットに参加したウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアを改めて非難した上で、将来的にウクライナを復興させる決意を示したことについて、埼玉県内の避難者からは、サミットを契機に各国の対応に変化が起きて侵攻が終わってほしいという希望の声が聞かれました。

ステファニヤ・シトニツカさん(75)は、埼玉県内で暮らす娘を頼って、去年5月、キーウ州から埼玉県川口市に避難しました。
21日夜、同じく避難してきたイリーナ・スヴィドランさん(65)とゼレンスキー大統領の会見をパソコンで見守り、ステファニヤさんは、「大統領の話が心に響きました。ウクライナで起きていることをサミットの場から世界に伝えられてよかったと思います」と話していました。
その上で、「全ての国々が大統領の話に耳を傾け、ウクライナを支援してほしいです。今回のサミットによって各国の対応に変化が起きてウクライナ人の安全確保やロシアへの制裁などにつながるのではないかと期待しています。終わりのない戦争はないはずです」と話していました。
また、イリーナさんは、「来日したことで、オンラインでは話せないことまで協議できたのではないでしょうか。世界が侵略に立ち向かい、平和が訪れるのではないかと希望がわきました」と話していました。