動画配信で知り合った女性殺害 懲役17年判決 さいたま地裁

動画配信を通じて知り合った女性を埼玉県越谷市のアパートで殺害した罪に問われた被告に対し、さいたま地方裁判所は懲役17年を言い渡しました。

茨城県牛久市の無職、古川大輝被告(26)は、去年1月、動画配信を通じて知り合った埼玉県越谷市の岩渕未咲さん(33)を包丁で刺すなどして殺害したとして殺人などの罪に問われました。
16日の判決でさいたま地方裁判所の中桐圭一裁判長は「被告は動画配信をしていた被害者と知り合い、互いにLINEのメッセージを交わすようになった。交際を解消したいと伝えられ、メッセージのやり取りができないようになったことから殺害する意思を強めた」などと述べました。
そのうえで「冬に7時間以上もベランダに潜んで犯行の機会をうかがうなど執念を感じさせるが、被害者と直接会ったのは一度きりで、交際期間もわずか6日で、強固な殺意を抱いたのは理解しがたい」と述べました。
そのうえで、犯行後まもなく自首したことなども考慮したとして、懲役18年の求刑に対し、懲役17年を言い渡しました。