「PCがウイルス感染」詐欺で約4400万円被害 さいたま

「パソコンがウイルスに感染し、口座に入っているお金が危ない」などといううその話をされ、さいたま市に住む72歳の男性が、パソコン関連会社の社員を名乗る男に現金およそ4400万円をだまし取られ、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、先月15日、さいたま市浦和区に住む72歳の男性がパソコンを使っていたところ、画面に「ウイルス感染しました」という警告と電話番号が表示されました。
男性がこの電話番号に連絡したところ、パソコン関連会社の社員を名乗る男が出て、「ハッキングされているので口座に入っているお金が危ない。別の口座に振り込む必要がある」などとうその話をされました。
男性はこの話を信じ、先月19日までの間に20回にわたり、指定されたインターネットバンキングの口座に、現金合わせておよそ4400万円を振り込んだということです。
その後、男性が不審に思い、金融機関に相談して事件が発覚しました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、パソコン画面にウイルスに感染したという内容の警告が表示された場合、警察や知り合いに相談するよう注意を呼びかけています。