埼玉県の関連団体に不正アクセス メールが不特定多数に送信
埼玉県と県内の市町村の職員の研修などを行っている、埼玉県の関連団体のメールサーバーが不正にアクセスされ、この団体のメールアドレスから不正なメールが大量に送られていたことがわかりました。
団体は、この団体のアドレスから送信された不審なメールは開かずに削除するよう呼びかけています。
「彩の国さいたま人づくり広域連合」によりますと、10日朝、職員がメールソフトを起動し、送受信を行ったところ、あて先不明のエラーで大量のメールが返ってきていることに気づきました。
くわしく調べたところ、団体のメールサーバーが不正にアクセスされ、9日夕方から10日にかけて複数のメールアドレスから不特定多数のアドレスに少なくとも17万件の不正なメールが送信されていたということです。
あて先のほとんどは海外で、メールには英語で、「あなたのメールは無効です。こちらをクリックして有効にしてください」などと書かれていたということです。
今のところ、個人情報の流出などは確認されていないとしています。
団体によりますと、メールサーバーの管理者用のアカウントのパスワードが推測され、不正にログインされたことが原因と見られるということです。
団体では、9日から10日朝にかけて、この団体のアドレスから送信されたメールは開かず、削除するよう呼びかけています。