障害のある人と高校生が公演 多様性ある社会目指す さいたま
多様性のある社会を目指そうと、障害のある人や高校生がともにダンスやコントを披露する公演が24日、さいたま市で開かれました。
この公演は、埼玉県が毎年この時期に開いているもので、「彩の国さいたま芸術劇場」の芸術監督を務める、ダンサーの近藤良平さんが演出を手掛けています。
24日は、車いすを利用する人や知的障害のある人たちなどで作られたダンスチーム「ハンドルズ」のメンバーと、所沢市にある県立芸術総合高校のダンス部員など、合わせて40人余りがパフォーマンスを披露しました。
まず、出演者たちはサンタクロースやトナカイに扮して登場し、半年間、練習を重ねてきたそれぞれが得意とするパフォーマンスを披露しました。
公演の最後には、全員がステージに上がり、一緒になって足踏みしたり手を振ったりして踊り、観客からはひときわ大きな拍手が送られていました。
出演した堀口旬一朗さんは「本気で踊りました。大きな拍手をもらえると気持ちいいです。感動して涙が止まらないです」と話していました。
高校3年生の女子生徒は「だんだん障害のある人たちのことが分かってきて、どんどん楽しくなりました。練習以上のものが出せました」と話していました。