県立大の設置場所 山口知事 今月中に臨時会見開き公表へ

山口知事は19日の定例記者会見で、県が開学を目指す県立大学の設置場所について、「早く決めてステップを進めていきたい」と述べ、今月中に臨時会見を開いて公表する考えを明らかにしました。

山口知事は、県が4年後に開学を目指す県立大学の設置場所について、今月中に決める考えを示しています。

これについて、山口知事は19日の定例記者会見で記者から問われたのに対し、「きょうはまだ発表できる状況ではない。検討をしているところで、早く決めてステップを進めていきたい」と述べ、今月中に設置場所を決める考えを改めて示しました。

その上で、設置場所を決めれば、今月中に臨時会見を開いて公表する考えを明らかにしました。

県立大学の施設について、佐賀県は先月、既存の建物を活用し、キャンパスはコンパクトなものにするなどとした案を発表しています。

一方、九州新幹線西九州ルートの整備方針をめぐり、与党の検討委員会が実施するヒアリングに知事が参加せず、副知事が出席することについて、山口知事は「欠席するという強い気持ちではない。今月はいろんな不確定要素があり、決め打ちだとなかなか私の出席者登録もできなかった」と述べました。

その上で、「これまで主張してきた佐賀県の考え方をまとめて、もう1回言うかは副知事と相談するが、基本的にはわれわれの新幹線の向き合い方について話をさせていただく」と述べ、従来の考えを主張する意向を示しました。

また、ヒアリングが終了したあとの地元での協議については「JR九州もいろんな思いがあると思う。展望も含めて意見交換する機会をつくっていきたい」と述べました。