新一万円札に描かれた東京駅の絵 唐津市役所でお披露目

唐津出身の建築家、辰野金吾が手がけた東京駅が描かれている新しい紙幣の発行開始にあわせ、唐津市で3日、大きくカラフルな東京駅の絵がお披露目されました。

唐津市役所には3日、企画したNPO団体や小学生あわせて5人が集まり、ひもを引っ張って白い幕を取り除き、絵をお披露目しました。

絵は横3メートル、縦1メートル45センチで、「東京駅」のほか、辰野金吾が監修し、辰野の功績を広める活動の拠点となっている「旧唐津銀行」が描かれています。

地元のNPO団体が、東京駅が描かれている新しい一万円札を糸口に地元唐津を盛り上げたいという思いから制作したもので、デザインは唐津工業高校の建築科の元教師が、色つけは市内の大志小学校の6年生80人余りが担当したということです。

花火やレンガの色を塗ったという女の子は「とても大変だったけど、みんなで塗るのは楽しかった。見た人が笑ったり楽しくなるような絵になってほしい」と話していました。

デザインを担当した山上明善さんは、「非常に明るくカラフルな絵ができてうれしい。東京駅を設計した辰野金吾は唐津の人なんだと知ってもらい、ぜひ唐津に足を運んでほしい」と話していました。

絵は3日から5日まで唐津市役所1階のホールで展示され、8日から12日の間は佐賀県庁1階の県民ホールで展示されることになっています。