観光ライチ園 開園を前に幼稚園児がライチ摘み取り 基山町

南国の果物として人気のライチを栽培する基山町の観光ライチ園で、29日の開園を前に、地元の幼稚園児たちがライチの摘み取りと試食を楽しみました。

基山町の観光ライチ園では、大型の農業用ハウス16棟、合わせておよそ6500平方メートルに、大人の背丈ほどに成長したライチの木およそ600本が栽培されていて、ハウスの中では、ゴルフボールほどの大きさで真っ赤に熟したライチがたわわに実っています。

28日は近くにある見真幼稚園の園児40人余りが招待され、子どもたちは初めに、はさみを使ってライチを1人3個ずつ摘み取っていきました。

このあと、摘み取ったライチの皮をむいて半透明になった果肉を口に入れると、子どもたちは「おいしい」とか「酸っぱい」などと言いながら、珍しい南国の味を楽しんでいました。

試食した子どもたちは「初めて食べた。ちょっと酸っぱかったけれど、甘くておいしかった。家でお母さんと食べる」などと話していました。

ライチ園を経営するミキファームきやまの三木郷志代表取締役は「ことしもおいしいライチがたくさんできました。ライチを食べて笑顔になって帰ってください」と話していました。

観光ライチ園は29日オープンし、入場料は無料ですが、摘み取ったライチは100グラム、700円で購入が可能で、ライチがなくなるまで開園するということです。