鳥栖美術協会の絵画の愛好家が描いた作品展 鳥栖市立図書館

鳥栖市を中心とする絵画の愛好家たちが描いた作品展が鳥栖市立図書館で開かれています。

この作品展は、戦後間もないころに、絵画の愛好家たちが設立した「鳥栖美術協会」が、毎年、この時期に開いているものでことしで73回目を数えます。

会場の鳥栖市立図書館には、およそ30人のメンバーが油彩や水彩、アクリルなどで描いた風景画や人物画など59点が展示されています。

このうち梁井清隆さんが描いた100号の大作「150年の紅」は、自宅の庭にある真っ赤な花びらが盛り上がった樹齢150年のツツジをアクリルで描いたものです。

89歳で最高齢の野下里美さんの油絵「エネルギー革命」は、大牟田市の炭鉱跡を赤銅色を使ってダイナミックなタッチで描いたものです。

野下さんは「無の世界に色を、形をつくる喜びはあるのでこれからも続けたい。油絵独特の苦労もありますが今回の作品は80点です」と話していました。

鳥栖美術協会の多々良清弘会長は「みんなが一生懸命にキャンバスに向かっている思いを感じ取りながら楽しんでほしい」と話していました。

作品展は今月30日まで鳥栖市立図書館で開かれています。