梅雨入り 不要な傘をリメイク 佐賀 障害者の就労支援事業所

ことしも梅雨入りして傘の出番が増える季節になりました。
佐賀市にある、障害者の就労を支援する事業所では、不要になった傘の布地を再利用して新たな商品をつくる取り組みが行われています。

佐賀市白山にある障害者の就労支援の事業所では、企業や学校、それに一般の人から壊れた傘などを回収し、布地の素材を使って新たな商品を製作する取り組みを続けています。

傘の布地は水をはじく加工が施され、耐久性もあるということで事業所では、布を使ってエコバックを製作していました。

このほか、ポケットティッシュを入れるケースや、飾りひもがついた傘袋なども手がけていて、人気を集めています。

また、最近では思い出がつまった傘を小物などに作り替えてほしいといった、要望にも応えているということです。

取り組みはおよそ20年前に始まり、現在では年間200本あまりの傘の再利用を手がけているということです。

障害者就労支援の事業所「DE・TE・KO・I」の陣内計江施設長は「使い捨ての物が増える中で、せめて傘ぐらいは最後まで形を変えて大事に使えるようにしていきたい」と話していました。