離島防衛想定した日米共同訓練 目達原駐屯地でも初めて実施へ

陸上自衛隊は、離島防衛を想定した日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」を、来月から目達原駐屯地などで実施すると発表しました。
県内で行われるのは初めてとなります。

陸上自衛隊は、離島の防衛を想定した「レゾリュート・ドラゴン」と呼ばれる日米共同訓練を、3年前から毎年各地で行っていて、ことしの訓練について今月21日に具体的な日程を公表しました。

今回は、来月28日から8月7日までの11日間、佐賀県吉野ヶ里町の目達原駐屯地のほか、大分県や沖縄県などの関連施設21か所で実施され、日本側からおよそ5700人、アメリカ側からは海兵隊などおよそ3200人が参加し、過去最多になるということです。

陸上自衛隊によりますと、目達原駐屯地は、物資などの補給品の梱包や陸上自衛隊とアメリカ軍の海兵隊のヘリの駐機拠点としての役割を担います。

アメリカ軍と陸上自衛隊のオスプレイも、それぞれ訓練に参加しますが、目達原駐屯地に飛来する計画はないということです。

この訓練は、九州・沖縄では去年10月に初めて実施され、県内で行われるのは初めてとなります。

佐賀県の山口知事は取材に対し、「目達原駐屯地は補給拠点でもあるので、今回参加するということだった。国として訓練がなされる中で、ことしは佐賀が訓練の1つのエリアになったと受け止めている」と話していました。