鹿島 祐徳稲荷神社で「御田植祭」330年以上続く伝統の神事

鹿島市の祐徳稲荷神社では、早乙女姿のみこたちが豊作を祈願する伝統の神事「御田植祭」が行われました。

鹿島市の祐徳稲荷神社に伝わる御田植祭は、神社が創建された江戸時代から330年以上続く伝統行事で、豊作を願って毎年梅雨入りの時期に行われています。

神社の本殿では、最初にみこ8人がすげ笠にかすりの着物、それに赤いたすきを身に着けた早乙女姿となり、舞を披露しました。

このあと、神社に供える米を作る「斎田」に移動し、のどかな笛の音が流れるなか、横一列になって稲の苗を丁寧に植えていきました。

神社には大勢のアマチュアカメラマンも集まり、伝統の神事を撮影していました。

神社によりますと、秋にはおよそ100キロの米が収穫される見込みだということです。

御田植祭は初めてというみこの1人は「苗の手植えはとても楽しかったです。おいしいお米に育つよう心を込めて苗を植えました」と話していました。