公立学校の教員採用試験 数学と保健体育の問題に出題ミス

16日行われた県内の公立学校の教員採用試験で、数学と保健体育の問題に出題ミスが見つかり、県教育委員会はこれらの問題について正解とする対応をとった上で、再発防止に努めることにしています。

県教育委員会によりますと、16日行われた公立学校の教員採用試験の1次試験で出題された数学と保健体育の問題に誤りがあったということです。

このうち、数学では、関数の問題の一部で「マイナス」と「プラス」が間違っていたため、あとに続く問題が解答できなくなっていたほか、保健体育では、5つの選択肢の中に正解となる選択肢が2つ含まれていたということです。

いずれも試験が終わったあと、受験した人からの指摘で出題ミスが判明したということです。

県教育委員会は原因について、問題作成の際に誤りに気づかず、チェック体制が不十分だったとしています。

その上で、数学の問題は受験者全員を正解にするとともに、保健体育の問題は2つの選択肢のどちらを選んでいても正解にするということです。

県教育委員会は合否に影響はないとして、来月5日に結果を発表する予定です。

県教育委員会教職員課の岡祐一郎課長は「高い志を持って佐賀県教員を目指す受験者の皆さまに深くお詫び申し上げます。今後は試験問題にかかるチェック体制を強化し、再発防止に努めます」とコメントしています。