鳥栖市 九州龍谷短大跡地 スポーツ施設として活用の方針

3年後に閉校する鳥栖市の九州龍谷短期大学の跡地について、鳥栖市は13日、市が取得した上でスポーツ施設として活用する方針を明らかにしました。

鳥栖市村田町にある九州龍谷短大は、学生数の減少に伴う経営難のため今年4月の新入生を最後に学生の募集を停止し、3年後の令和9年3月に閉校することが決まっています。

鳥栖市の市議会一般質問では、13日、短大の跡地の利用について質問が出され、市の担当部長は、短大の学校法人から閉校後の跡地の取得について検討を求められていると明らかにした上で、「スポーツ施設として活用することが有力な選択肢だ」と答え、多目的グラウンドをはじめとする市の施設として活用していく方針を明らかにしました。

短大の敷地はおよそ11ヘクタールで、このうち、8ヘクタールは学校法人が昭和60年の鳥栖市への進出に合わせて市から取得したもので、市との間で「短大の用地は大学用地としてしか使用しない」という取り決めを交わしていたということです。

一方、短大の建物の撤去や土地の取得にかかる費用については、今後、学校法人と協議していくとしています。