神埼市の定例議会開会 新市長 不正防止の対策進める考え示す

神埼市の實松市長は7日に開会した定例市議会で、市のふるさと納税事業を巡る入札妨害事件を受けて、「今後も有効な手段を模索しながら取り組み強化に努める」と不正防止の対策を進める考えを示しました。

實松市長の当選後初めてとなる神埼市議会の定例議会は7日に開会し、市長が議案の提案理由の説明を行いました。

この中で、市のふるさと納税事業の業務委託を巡って、前の市長が入札妨害などの罪に問われていることを受けて、「市議会と一体となって不正事案の再発防止を図るとともに、今後も有効な手段を模索しながら取り組み強化に努める」と述べ、不正防止に向けた対策を進めていく考えを示しました。

今回の神埼市議会には、事件を受けて骨格予算となっていた今年度の当初予算を肉づけする、一般会計の総額で9億4684万円の補正予算案が提出されました。

補正予算案には、市のふるさと納税の信頼回復とPRのために、返礼品のサンプルを国スポ・全障スポの大会会場で配るための費用や、保育士の負担軽減のための保育補助者の雇用支援など實松市長のもとでの新規事業も盛り込まれています。

神埼市の定例市議会は今月28日まで開かれ、補正予算案の採決は最終日に行われる予定です。