玄海原子力発電所4号機が発電を再開

九州電力は玄海町にある玄海原子力発電所で、3日午後、4号機の発電を再開しました。

九州電力は、1日、玄海原発4号機の原子炉を起動し運転を再開しました。

4号機では、核分裂反応が連続して起きる「臨界」の状態になっていて、3日午後3時ごろ発電も再開しました。

これにより、稼働中の3号機とともに玄海原発では2基が発電する状態になり、九州電力は冷房などのために増加する夏場の電力需要を支えたいとしています。

一方、電気料金については、政府が物価高騰対策として続けてきた補助金がいったん終わるため、全国的に来月の請求分から値上がりし、九州電力管内では、去年の同じ月と比べた値上がり幅は40%余りとなっています。

ただ、九州電力は、去年、原発の稼働に経済的なメリットがあるとして値上げを実施しておらず、全国で最も安い水準だとしています。

九州電力は「原発の安定的な稼働を続けて、ほかの電力会社と比べて電気料金が安価な状態を維持していきたい」としています。