佐賀大学で県酒造組合が日本酒セミナー 学生がきき酒に挑戦

佐賀の日本酒づくりへの理解を深めてもらおうと、佐賀大学で28日地元の酒蔵会社を講師に招いたセミナーが行われ、学生がきき酒に挑戦しました。

このセミナーは県酒造組合が5年ぶりに開いたもので会場の佐賀市の佐賀大学には28日、20歳以上の農学部の学生と教職員40人が集まりました。

講師を務めた鹿島市の酒造会社の取締役、馬場嵩一朗さんは、酒の味わいに大きく関わり、発酵に欠かせない微生物のさまざまな個性が、酒造りの多様性につながっていると説明しました。

このあと、学生たちは香りや味わいが異なる4種類の日本酒の「きき酒」に挑戦しました。

学生たちはテーブルの上に並べられた4種類の日本酒をスポイトで容器に注ぎ、口に含むなどして口当たりや味わい、香りを確かめてはそれぞれの特徴を紙にメモしていました。

大学3年の女子学生は「香りの違いはわかったけど、味の違いはあまりわからなかった。お酒に対する興味が湧いたので造っているところを見てみたい」と話していました。

県酒造組合の馬場第一郎会長は「佐賀にはおいしいお酒があることを知ってもらい、若い人たちが佐賀の日本酒のファンになってほしい」と話していました。