出水期前に 佐賀市役所職員ら 避難所の運営を学ぶ研修会

出水期前に佐賀市役所では避難所の運営について学ぶ研修会が開かれ、職員らが災害時の避難者の受け入れについて習熟を図りました。

佐賀市役所で28日午前と午後の2回に渡り開かれた研修会には避難所の運営にかかわる部署に今年度配属された職員、合わせておよそ80人が参加しました。

研修会では、感染対策を徹底することや限られた物資を必要としている人に配るといった注意点が説明されました。

また災害対策本部と避難所とのやり取りで使っている専用のアプリが紹介され、職員らはグループに分かれて実際にタブレット端末を操作し、緊急時の円滑な連絡手段について確認していました。

この後、避難者がプライベートな空間を確保するうえで必要となるテントを広げて中に入ったり、畳んだりして使い方を習熟していました。

佐賀市では去年7月の豪雨災害で41世帯の78人が市内およそ40か所の避難所に避難し、およそ300人の職員が対応に当たったということです。

研修に参加したこども家庭課の川崎亘啓さんは「研修での学びを生かして、避難される方の不安を少しでも解消できるよう、スムーズな運営をこころがけたいと思います」と話していました。