2年後の開学計画 武雄アジア大学への理解求め住民と座談会

2年後の開学を目指して計画が進められている「武雄アジア大学」について、地元の住民に理解を深めてもらおうという座談会が武雄市で開かれました。

佐賀女子短期大学を運営する学校法人「旭学園」は、2026年春の開学を目指して、武雄市に4年制大学「武雄アジア大学」を設置する計画を進めています。

23日は、学校法人が主催する初めての地元の住民向けの座談会が開かれ、およそ130人が出席しました。

この中で、学校法人の今村正治理事が大学の基本構想について、多文化共生の意識を深めながら地域貢献ができる人材を育てるため、国内外でのインターンシップやデータサイエンスなどの授業を構想しているなどと説明しました。

また、ことし10月の国の設置認可申請に向けて実施している学生を確保するための高校生へのアンケートでは、定員140人に対し、100人を超える生徒から第一志望で合格すれば入学すると回答があったことも報告されました。

また、武雄市の小松市長は、大学設置による経済効果が25年で150億円以上見込まれることや、大学が認可された場合、市からおよそ13億円、県からおよそ6億5千万円の支援を予定しているなどと説明していました。

参加した80代の女性は「関心を持って聞かせてもらった。郷土にとって希望の持てる話だと思いました」と話していました。