「SAGAアリーナ」開業から1年 来場者は約49万人

九州最大規模の多目的施設、「SAGAアリーナ」はオープンから今月で1年となります。
来場者はおよそ49万人に達し、佐賀県は人気のあるイベントの開催やプロスポーツチームの試合が好調な集客につながったと分析しています。

佐賀市日の出の「SAGAアリーナ」は、およそ8000人の観客席がある九州最大規模の多目的施設で、国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会のメイン会場として佐賀県が整備しました。

施設は去年5月にオープンし、佐賀県によりますと、この1年間で▽プロチームの試合などスポーツ関係が33件、▽学会が15件、▽コンサートなどの催しが8件と、週末を中心に合わせて67件のイベントが開かれたということです。

来場者は合計でおよそ49万3000人に上り、このうち去年8月に開催されたディズニーのキャラクターによるイベントにはおよそ4万5000人が集まりました。

また、今シーズンからSAGAアリーナを本拠地としているプロバスケットボールの佐賀バルーナーズは、ホームゲームの合計で過去最高となるおよそ15万人の観客を集めたということです。

1年目の利用状況について佐賀県は「人気のあるイベントの開催やプロスポーツの本拠地となったことが好調な集客につながった」と分析しています。

SAGAアリーナは2年目に入り、夏の「全国高校総合体育大会」や秋に開かれる「国スポ」と「全障スポ」でさまざまな競技が行われるほか、来年にかけて数千人から1万人規模のイベントが複数回、予定されているということです。

県では引き続き、大型の会議などの誘致に力を入れることにしています。