「神村学園」開校の上峰校舎 学び直しの「在宅コース」も設置

上峰町が再開発事業を進める拠点施設で来年春に高校を開校する鹿児島県の学校法人は、引きこもりや不登校で学校に通えなかった人の学び直しなどにも対応する「在宅コース」などを設置することしています。

鹿児島県の学校法人「神村学園」は来年4月に、上峰町中心部で進められている再開発事業の拠点施設に高校を開校し、運営は委託先のNPOが担います。

「週5日コース」「週2日コース」「在宅コース」」の3つのコースが用意され、不登校や引きこもりで学校に通えなかった人の学び直しなどにも対応し、初年度の生徒は30人程度を見込んでいます。

高校卒業の認定には3年間で74単位以上の取得、鹿児島の本校で行われる歴史探索など、特別活動を30時間以上受講することが必要だということです。

学校ではことし6月ごろに募集要項を作成し、11月から願書を受け付け、12月から翌年の3月まで作文と面接での入学試験を実施します。

上峰校舎を運営するNPOの伊東秀基代表理事は「3つのコースで子どもたちがそれぞれのリズム、ペースで学べるように指導し、学校に行くことができなかった子どもたちが3年後にはみずから進路を決めて巣立つようにしたい」と話していました。