神埼市 實松市長が所信表明「市政への信頼回復に努める」

神埼市の實松尊徳市長が、7日、臨時議会で当選後初めてとなる所信表明を行い、ふるさと納税事業の業務委託を巡る入札妨害事件で前の市長が逮捕・起訴されたことを受けて「私をトップに、執行部一丸となって市民の皆さんの市政への信頼回復に努める」などと述べました。

神埼市では、市のふるさと納税事業の業務委託を巡る入札妨害事件で前の市長が逮捕・起訴され辞職し、先月28日に行われた市長選挙で實松氏が初当選しました。

7日、神埼市議会の臨時議会が開かれ、實松市長は所信表明で、「前市長の逮捕、辞任で神埼市政は大きく混乱した。事案の検証を行い、再発防止策を講じるとともに、市職員が現場や市民の声を大切にすることで、私をトップに、執行部一丸となって市民の皆さんの市政への信頼回復に努める」と決意を述べました。

そのうえで、教育や災害対策の充実を図るとして、国が計画している「城原川ダム」の建設について、「水没地域の皆さんの思いに寄り添いながら推進していく」と述べました。

前の市長の逮捕をうけて、神埼市の今年度の当初予算は骨格予算となっていて、實松市長は来月の定例議会に提案する補正予算案で今後の具体的な取り組みを示すことになります。