児童たちが小学校の生け垣にある茶の木で茶摘み体験 鳥栖市

新茶の摘みごろとされる来月1日の「八十八夜」を前に、鳥栖市の小学校で子どもたちが学校の生け垣にある茶の木で茶摘みを体験しました。

鳥栖市の基里小学校では、40年余り前から学校の南側の垣根として長さおよそ60メートル、幅およそ1メートルの茶の木が植えられていて、毎年、子どもたちが茶摘みを体験しています。

25日は3年生の児童50人余りが参加し、農家の人から葉を上の方から4枚ずつ摘み取ることなどを教わった上で、茶摘みを始めました。

子どもたちは地域の人たちからも茶摘みの方法を教わりながら、みずみずしい新緑の葉を摘み取っていて、なかには数人のグループで「茶摘み」の歌を歌いながら摘み取る児童の姿も見られました。

参加した子どもたちは「学校にお茶の木があると聞いてびっくりしました。このお茶を家族にも飲ませたいです」とか、「いっぱい取れてうれしかった。葉っぱを探すのは難しかったけど、取るのは楽しかった」などと話していました。

学校では、25日摘んだ茶の葉を福岡県八女市の工場で加工してもらったあと、茶の入れ方教室を開いて新茶を味わうということです。