いちご栽培の研修修了式 4人が新たないちご農家に 白石町

新規就農者を増やそうと、JAなどが白石町に整備したいちご栽培の研修施設の修了式が開かれ、いちご農家となる4人が今後に向けた抱負を述べました。

就農人口の減少が課題となる中、JAや佐賀県などは各地に農業の研修施設「トレーニングファーム」を設けて新規就農者の育成にあたっています。

24日は、5年前に白石町に設けられたいちごの研修施設で2年かけて学んできた研修生4人の修了式が開かれ、町やJAなどの関係者およそ30人が集まりました。

4人は今後、いちご農家として農業を始める予定で、修了した研修生は「学んだことを生かして安定した栽培を行っていきたい」などとと抱負を述べました。

24日はこのほか、来月から研修に参加する新入生3人も紹介されました。

3人は今後、いちごの苗づくりや管理の仕方などいちご栽培を実践的に学ぶほか、農業経営の基礎についても教わることになっています。

修了生の池田智美さんは「とにかく一生懸命頑張って、学んだことを実践し、高収量を目指したい。近所の子どもたちにいちご狩り体験とかもさせてみたい」と話していました。

新入生の町田健隼さんは「研修会で2年間いろいろなことを学べると思っている。全くの素人だがしっかりと学んでいきたい」と話していました。