有明海の干潟で「潟開き」修学旅行の中学生が満喫 鹿島市

佐賀県鹿島市の有明海の干潟で、観光シーズンの幕開けとなる「潟開き」が行われ、修学旅行で県外から訪れた中学生たちが全身泥だらけになりながら干潟を満喫しました。

「潟開き」は、干潟の体験事業に最初の学校が訪れるこの時期に地元の七浦地区振興会が毎年、行っていて、23日は始めに七浦海浜スポーツ公園にある体育館で、観光協会や漁業者などおよそ60人が出席して神事が行われました。

このあと、香川県から修学旅行で訪れた中学3年生およそ90人のうち、一部の生徒がさっそく干潟に入りました。

そして、専用の板で泥の上を進む「潟スキー」を体験したり綱引きなどを行ったりして、生徒たちは全身泥にまみれながら歓声を上げて干潟を満喫していました。

「潟スキー」を体験した3年生の男子生徒は「干潟に入る前は汚そうだなと思ったけど、実際に入ってみたら気持ちよくて楽しかった。『潟スキー』は足で蹴って進むのが難しかったけど、修学旅行のいい思い出になりました」と話していました。

七浦地区振興会の迎和泉会長は「修学旅行で来る子どもたちには干潟で遊ぶことで、汚い所ではなく楽しい場所だということを感じてほしい」と話していました。

この干潟体験は、10月いっぱいまで行われます。