サガン・ドリームス 2期連続で1億円超の黒字 業務を効率化

サッカーJ1・サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスの昨シーズンの決算は、試合運営費の見直しなどで支出が減少したことなどで、2期連続で1億円を超える黒字となりました。

サガン・ドリームスが発表したことし1月までの昨年度の決算で、売上高は24億9700万円余りと、前の年度に比べて2億6300万円少なくなりました。

これはチケット販売による収入が増えたものの、スポンサーなどの広告収入やJリーグからの配分金などが少なくなったためです。

一方で、試合運営費を見直すなど業務の効率化で支出も減少し、最終的な損益は1億2760万円の黒字となりました。

2期連続で1億円を超える黒字となったのは初めてです。

その結果、債務は2億8620万円から1億5860万円に減少しましたが、4期連続の債務超過となっています。

小柳智之社長は記者会見で「できれば今年、債務超過の解消を達成して財務の体力をつけたい。債務解消に向けて1試合平均の入場者は前のシーズンより1300人多い1万1500人を目指すとともに、広告や物品販売で収入を増やしたい」と話していました。