佐賀市中心部で不審物騒ぎ 住民に屋内待避呼びかけ

19日午前、佐賀市中心部の駐車場で不審な黒いかばんが見つかり、危険物ではないことが確認されましたが、周辺の住民に屋内待避が呼びかけられるなど、一時、騒然となりました。

19日午前8時20分ごろ、佐賀市大財一丁目の月極駐車場に「黒いかばんが駐車場の真ん中に置いてある」と通りがかった人から通報がありました。

警察は周辺の道路を規制した上で、機動隊の爆発物処理班を出動させて中身を調べ、危険物ではないことを確認しました。

警察によりますと、かばんは横40センチ、縦35センチの黒色のスポーツバッグで、なかにはスポーツ用品が入っていたということです。

その後、「現場付近にかばんを忘れた」という人から連絡があったということで、確認を進めています。

現場は佐賀県庁から1キロほど北東にある飲食店などが建ち並ぶ地域で、周辺では去年1月、暴力団幹部の自宅に爆発物が投げ込まれる事件が起きていました。

不審物を受けて周辺の住民にはおよそ2時間にわたって屋内への待避が呼びかけられるなど、一時、騒然となりました。