陸自 佐賀県の目達原駐屯地でオスプレイ1機の飛行再開

陸上自衛隊は、去年11月にアメリカ軍の機体で起きた墜落事故を受けて、佐賀県吉野ヶ里町の目達原駐屯地で待機していたオスプレイ1機の飛行を19日から再開させました。

去年11月に鹿児島県屋久島沖で起きたアメリカ軍のオスプレイの墜落事故を受けて、吉野ヶ里町の目達原駐屯地ではデモフライトなどのため飛来したオスプレイ1機が待機する状態が続いていました。

アメリカ軍が先月、事故原因を特定したとして飛行停止の措置を解除したことなどを受けて、陸上自衛隊は19日から目達原駐屯地のオスプレイの飛行を再開させました。

駐屯地では、午前10時半前、オスプレイがプロペラを回転させ、ゆっくりと上空に飛行していく様子が確認できました。

九州防衛局によりますと、機体の操縦は、先月からオスプレイの飛行を再開した千葉県の木更津駐屯地の操縦士が行い、飛行の際はできるだけ住宅地の上空を避けるとしています。

機体は20日以降、整備の効率化を図るため熊本県の高遊原分屯地に移動し、その後、暫定配備されている木更津駐屯地に戻るということです。