梅雨前に災害への対処能力を向上 警察とJAFが合同救助訓練

梅雨の時期を迎えるのを前に、大雨で川が氾濫し車が流されているという想定で、警察とJAFが合同で救助訓練を行いました。

これは、梅雨や台風で大雨が降る時期を前に、災害への対処能力を高めようと佐賀市で行われ、警察の機動隊員やJAF=日本自動車連盟佐賀支部の隊員などおよそ15人が参加しました。

訓練は、大雨で川が氾濫し2台の車が流されたという想定で行われ、駆けつけた機動隊員が車を確認すると、このうち1台で意識を失った運転手が取り残されていることがわかりました。

機動隊員たちは、車のドアをハンマーを使ってこじ開け、運転手を救助するまでの流れを確認しました。

また、もう1台の車は流されて横転し、道路をふさいでいることから、警察からの要請を受けたJAFがレッカーして撤去するまでの手順を確認しました。

県警察本部警備部機動隊の俵雄太郎小隊長は、「合同訓練でほかの機関の技術や知識を学び、人間関係を作ることが的確な対応につながる。今後、水害の発生が危惧されるので、県民の安全と安心に結び付くよう訓練に励んでいく」と話していました。