有明海の「鹿島ガタリンピック」節目の40回目 6月2日開催

有明海の干潟で泥だらけになりながら競技を楽しむ「鹿島ガタリンピック」について実行委員会は、40回目の節目となることしの大会を6月2日に開くと発表しました。

「鹿島ガタリンピック」は、国内でも有数の干満差がある有明海の干潟を生かした地域おこしの一環として昭和60年に始まりました。

大会の実行委員会は16日記者会見を開き、ことしの大会は6月2日に、例年と同じ「道の駅鹿島」そばの七浦海浜スポーツ公園で開催すると発表しました。

競技は合わせて9つで、干潟に敷かれた板の上を自転車で渡る競技や、ムツゴロウの漁に使われる「潟スキー」という板に乗って進むレースなどが行われます。

ことしの大会は干潟の大切さを改めて知ってもらおうと「ガタ、さいこう!」をテーマに開催するということで、競技には1200人が参加し、観覧にはおよそ2万人を見込んでいるということです。

実行委員会の井手賢二郎委員長は記者会見で「今回は40回の節目になるのでこれまでの経験をもとにさらに次の世代につなげていけるように大会を盛り上げていきたい」と述べました。

競技への参加は一部を除いて事前の申し込みが必要で、今月22日の正午から大会の公式ホームページで受け付けることになっています。