3校統合の新たな中学校で開校式 生徒約360人出席 白石町

少子化に伴う生徒数の減少で統合された白石町の新しい中学校で、9日開校式が開かれ、新たな学校での学びがスタートしました。

白石中学校は、白石町内の3つの中学校を統合したもので、閉校した旧白石中学校の校舎を改修してこの春、新設されました。

9日の開校式には2年生と3年生の生徒およそ360人が出席し、はじめに北村喜久次教育長から開校が宣言されたあと、貞松弘人校長に新しい校旗が手渡されました。

そして唐津市出身のしの笛奏者、佐藤和哉さんが手がけた新しい校歌を生徒全員で歌いました。

その後の開校の集いで、貞松校長は「町唯一の中学校として新たな校風と歴史、文化を築きながら、学力向上とさらなる振興に全力で取り組んでいく」とあいさつしました。

そして生徒を代表して3年生の柴田理依愛さんが「『不屈の靭い(つよい)心を持ち、輝く未来を信じて拓くこの道を』という校歌の歌詞に恥じないような学校を作り上げていきます」と決意を述べました。

白石中学校では、4月12日に入学式が行われ、190人の新入生を迎えます。

生徒代表であいさつした柴田さんは「新しい友達ができると思うと楽しみです。人間関係をうまく築いて勉強と部活を頑張りたい」と話していました。

白石町では、中学校に続いて小学校でも統廃合の動きが始まっていて、6年後の2030年度までに町内の7つの小学校が2つに段階的に統合されることになっています。