オープン競技のブラインドテニスで佐賀県チームが金メダル獲得

佐賀県でことし10月に開幕する国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会を前にすべての競技のトップをきってオープン競技のブラインドテニスが、6日、神埼市で行われ、佐賀県チームが優勝して金メダルを獲得しました。

ことし10月に佐賀県で開幕する全国障害者スポーツ大会では競技人口の少ない障害者スポーツを普及させようと、正式競技に先駆けて8つのオープン競技を実施します。

6日、国スポ・全障スポ通じて最初となるオープン競技、ブラインドテニスが神埼市で始まり、全国から視覚障害者などでつくる6チーム、19人が参加しました。

「ブラインドテニス」は、鈴の入ったスポンジボールを使ってテニスをする競技で、ルールはほとんどテニスと同じですが、障害の程度によって相手のコートに打ち返すバウンド数が変わります。

選手たちはラケットや足でコートの端を示すテープを探して立っている位置を確かめると、ボールの鈴の音をたよりにラケットを振っていました。

佐賀県から出場した平山幸夫選手(72)もサーブを次々に決めていました。

大会を運営する佐賀県の競技運営チームリーダーの川原恵さんは「ブラインドテニスを皮切りにSAGA2024が始まった。これから本大会に向けて盛り上げていきたい」と話していました。

2日間の競技の結果、平山選手らの佐賀県チームが優勝し、大会の実行委員会から賞状と、肥前びーどろがあしらわれた金メダルが贈られました。

SAGA2024のメダルが選手に贈られたのはブラインドテニスが最初です。