シェアサイクル 来月から佐賀市でも 事業行う企業と市が協定

24時間いつでも貸し出しや返却ができるシェアサイクルが、佐賀市の中心部で来月から始まることになり、事業を行う企業と市が連携協定を結びました。

4日は、シェアサイクルの事業を行う福岡市の企業「チャリチャリ」の関係者が佐賀市役所を訪れ、坂井英隆市長と観光や地域の振興に協力することなどを盛り込んだ連携協定を締結しました。

この企業は現在、東京や福岡、名古屋など全国5都市であわせておよそ6500台のシェアサイクル事業を行っていて、佐賀市では来月6日からサービスを始める予定です。

JR佐賀駅や県庁など市中心部の9か所に設置した「ポート」と呼ばれる場所にあわせて50台の自転車が置かれ、自転車のQRコードをスマートフォンのアプリで読み取ると、24時間いつでも貸し出しや返却ができます。

利用料金は1分あたり通常の自転車が7円、電動アシスト付き自転車が17円で、クレジットカードなどで支払えるということです。

「チャリチャリ」の家本賢太郎社長は「佐賀は地形が平坦で自転車が使いやすく、地元の人をはじめ、アリーナでのイベントやスポーツ観戦で訪れた人にも気軽に利用してもらいたい」と話していました。

会社では利用データを検証した上で、5年後には自転車を400台、ポートを82か所にまで増やしたいとしています。