「極早生」品種のたまねぎ 収穫 関東地方でも販売 白石町

県内有数のたまねぎの産地、白石町では「極早生」の品種が収穫の時期を迎えています。

たまねぎの収穫量が全国3位の佐賀県の中でも主要産地となっている白石町では、時期が特に早い「極早生」品種の収穫が先月下旬から始まっています。

白石町福富の陣内ちひろさんのおよそ45アールの畑では、去年11月に苗を植えたたまねぎが直径10センチほどに成長し、2日も午前中から収穫作業が行われていました。

土から引き抜いたたまねぎは、根や茎をはさみで切り出荷用のケースに入れられていました。

陣内さんの畑では土をフィルムで覆い、地中の温度を上げることでたまねぎの早い成長を促しています。

ことしは、成長に必要な雨が多く降ったことで、実が大きく品質の良いたまねぎに仕上がっているということです。

陣内さんは「この時期のたまねぎは辛みがなくみずみずしいので炒めてもいいですが、サラダにして食べるとよりおいしいです」と話していました。

「極早生」品種の収穫は今月上旬まで続き、その後は「早生」や「中生」の品種の収穫が6月上旬まで続くということです。

出荷されたたまねぎは県内のほか、関東や福岡県などでも販売されるということです。