玄海原発4号機 原子炉内出力偏りで警報 環境影響なし 九電

九州電力は、佐賀県にある玄海原子力発電所4号機で、26日夜、定期検査に向けて出力を下げていたところ原子炉内の出力に偏りが出たことを示す警報が鳴ったと発表しました。
出力の偏りは、8分後に定められた数値を下回ったということで、環境への放射能の影響はないとしています。

九州電力によりますと、26日、佐賀県玄海町の玄海原子力発電所4号機で、定期検査に向けて出力を下げていたところ、午後8時32分に原子炉内の出力に偏りが出たことを示す警報が鳴ったということです。

出力の偏りは、8分後に定められた数値を下回ったということで、環境への放射能の影響はないとしています。

九州電力は社内の「保安規定」で定めた「運転上の制限」を逸脱したと判断し、原子力規制庁や県に報告したということで、今後、原因を調査することにしています。

27日から開始予定の4号機の定期検査は、予定どおり行うということです。