唐津市の「玄海海中展望塔」リニューアルオープン前に内覧会

唐津市の「玄海海中展望塔」が来月1日にリニューアルオープンするのを前に、26日内覧会が開かれ、天井や壁に魚の映像が立体的に流れるプロジェクションマッピングが公開されました。

1974年に開業した唐津市鎮西町の波戸岬にある「玄海海中展望塔」は、老朽化のため去年9月から行われていた大規模な改修工事が終わり、26日報道関係者向けに公開されました。

このうち天井や壁など一面に施されたプロジェクションマッピングではクロダイやイカなど波戸岬の周辺で見られるおよそ45種類の魚たちが紹介されています。

また水深7メートルの場所から海の中を泳ぐ魚が見られる窓と窓の間にも鏡が設けられプロジェクションマッピングの映像が映り込むと海の中の広がりを感じられるようになっています。

「玄海海中展望塔」は、ピーク時には年間およそ17万人が訪れていましたが、その後は減少傾向が続いていて、近年は新型コロナの影響で来場者数は3万人を下回っていたということです。

唐津市観光文化施設課の白水拓人さんは、「開館から今年で50年、リニューアルを機にたくさんの人に海中にいるような気分を味わってほしい」と話していました。

海中展望塔のリニューアルオープンは、来月1日で、料金は高校生以上は1000円、小中学生は500円、小学生未満は無料です。