佐賀市 電動キックボード活用へ試乗会 秋めど実証実験を計画

佐賀市は中心部の移動手段として電動キックボードの活用を検討することになり、19日は操作を体験してもらう試乗会が開かれました。

佐賀市は買い物や通勤通学、それに観光の移動手段として電動キックボードの活用の検討を進めていて、ことしの秋をめどに中心部の複数の場所でレンタルする実証実験を計画しています。

試乗会は実証実験を前に基本的な操作方法や運転の際のルールを知ってもらおうと開かれ、会場のJR佐賀駅前の広場には10台の電動キックボードが用意されました。

会場には駅を利用する人や買い物客などが次々と訪れ、広場の中を試乗して乗り心地を確かめていました。

試乗会に参加した10代の女性は「初めて乗りましたが自転車のように簡単に操作ができて、通勤や通学など日常生活でも使える乗り物だと感じました」と話していました。

電動キックボードは速度や車体の大きさなど一定の基準を満たしたものであれば16歳以上は運転免許がなくても乗ることができ、新たな交通手段として利用が広がっています。

佐賀市企画政策課の友田ひろみさんは「佐賀市の中心部は地形が平たんで電動キックボードが使いやすい場所なので、試乗会や実証実験を通して課題の洗い出しや活用のための検討を行っていきたい」と話していました。

試乗会は20日も開かれ、インストラクターと一緒に佐賀市の中心部をまわるツアーも企画されています。