高校生に向け 県内の大学が研究成果などを説明する講演会

これから進路を考える高校生に向けて、県内の大学が研究成果などを説明する講演会が佐賀市で開かれ、佐賀大学の学長は地域の大学で学ぶことの意義を強調しました。

この講演会は、県内の大学や短期大学の技術や研究成果を地域振興に生かそうと佐賀県が開いたもので、高校生などおよそ1800人が招かれました。

この中で佐賀大学の兒玉学長は、▽アトピー性皮膚炎の新たな治療薬や▽ダイヤモンドを活用した半導体の研究など、大学が扱っている最先端の研究について説明しました。

そのうえで「都会ではなく、佐賀県内の大学でも最先端の分野を学ぶことができる」と地域の大学で学ぶことの意義を強調しました。

これに対して、一緒に登壇した山口知事は「大学や短大と一緒になって世界で活躍できる人材を育てられるよう、支援していきたい」などと応えていました。

若者の県外流出が課題となる中、県はこうしたイベントを通じて、若者に県内への進学を考えてもらう機会にしたいとしています。