鳥栖 福祉施設のデイサービス 高校生が体験学習

福祉を学ぶ高校生に、高齢者の介護などを通じて福祉施設のデイサービスについて理解を深めてもらう体験学習が、鳥栖市で行われました。

この体験学習は、鳥栖市の高齢者福祉施設にあるデイサービスセンターで行われ、福祉を学ぶ県立神埼清明高校の2年生14人が参加しました。

はじめに、施設を運営する社会福祉法人の門司誠一理事長が「ネットやスマホではできない身近な体験ですので、利用者の心を少しでもつかんでください」と激励しました。

今回の体験学習では生徒たちは、「介護福祉士」や「柔道整復師」など8つの職種がそれぞれ割りふられていて、このうち「介護福祉士」を担当した生徒は、デイサービスを利用する高齢者に優しく話しかけてコミュニケーションを図ったり、入浴をすませた高齢者の髪をドライヤーを使って乾かしたりしていました。

また、「柔道整復師」を担当した生徒は、動画で流れる運動に合わせて、高齢者に「足を上げましょう」とか、「体を曲げましょう」などと呼びかけていました。

さらに「介護主任」を務めた生徒は、デイサービスの管理や運営を学ぶ一環として、センターの職員のアドバイスを受けながら、勤務表の作成に取り組んでいました。

「介護福祉士」の役を務めた男子生徒は「高齢者の方が何に困っているのかを知ることができました。入浴介助をやってみて分かったこともあったので、体験できて良かったです」と話していました。