神埼市長の起訴受け辞職勧告決議案を市議会本会議に提出へ

神埼市のふるさと納税をPRする業務委託をめぐり、市長が入札妨害などの罪で起訴されたことを受けて、市議会では7日夜、臨時の議会運営委員会や全議員による非公開の会議が開かれ、一部の議員が市政は混乱を極めているなどとして市長に対する辞職勧告決議案を2月定例市議会の本会議に提出する方針を確認しました。

神埼市の市長、内川修治被告(71)は市のふるさと納税をPRする業務委託の入札をめぐり、市内の特定の企業に入札に関する情報を事前に漏らしたなどとして、入札妨害などの罪で今月5日、起訴されました。

これを受けて、神埼市議会は7日夜、臨時の議会運営委員会や全議員による非公開の会議を相次いで開き、対応を協議しました。

この中で、一部の議員から「市長が逮捕されて以降、市政は混乱を極め、行政の停滞を招いた。一刻も早く市政を正常に戻さなければならない」などとして、市長に対する辞職勧告決議案を出す方針が示されました。

その上で、2月定例市議会の閉会日である今月18日の本会議で提出することを確認したということです。

出席者によりますと、今後、決議案の具体的な文言などをめぐって調整が行われるということです。

神埼市の2月定例市議会では、市長の給与や期末手当などの支給を差し止める条例の改正案が全会一致で可決されています。