県内 飲酒運転による免許取り消しや停止処分 去年は205件

佐賀県内での去年1年間の飲酒運転による免許の取り消しや停止の処分は205件と、前の年を上回ったことが警察のまとめでわかりました。

佐賀県警察本部は、歓送迎会で飲酒の機会が増える時期を前に注意喚起を図ろうと、過去5年間の飲酒運転による行政処分の件数を公表しました。

それによりますと、去年1年間の県内での飲酒運転による免許の取り消しや停止の処分は205件で、前の年の176件から29件増えました。

内訳は、免許の取り消しが152件、停止は53件となっています。

また、物損や人身などの事故につながった件数は4割ほどで、男女比では男性が88%と大半を占めました。

居住地別では、佐賀市が63件と最も多く、次いで唐津市が29件、武雄市が15件などとなっています。

飲酒運転による免許の取り消しや停止の処分は4年前から減少傾向が続いていましたが、去年は増加に転じた形となり、警察は、新型コロナが5類に移行して外出の機会が増えたことなどが背景にあるのではないかと分析しています。

県警察本部は、歓送迎会のシーズンに合わせて、飲食店や自動車教習所などでの注意喚起や取り締まりの強化を図ることにしています。