昭和の華やかな婚礼衣装の展示会 嬉野市

昭和の華やかな婚礼衣装を紹介する展示会が佐賀県嬉野市で開かれています。

展示会は、江戸時代の宿場町、嬉野市の塩田津の町並みの保存に取り組んでいる地元のNPO法人が、国の重要文化財に指定されている江戸時代の商家の建物「西岡家住宅」で開いています。

展示されている打ち掛けは、昭和30年代から50年ほど地元の美容室で貸衣装として使われ、NPO法人に寄贈されたもので、このうち、赤い打ち掛けには梅やボタンの花が刺しゅうされていて華やかな春の雰囲気を伝えています。

また、白地に金色や銀色の糸で亀甲や七宝の吉祥文様があしらわれたものもあり、訪れた人たちが見入っていました。

長崎県から訪れた50歳の女性は「刺しゅうが立体的に施されてすごいなと思いました。豪華な服を見ることができて、いい機会になりました」と話していました。

展示会を開いているNP0法人「塩田津町並み保存会」の杉光敬一郎理事長は「豪華な打ち掛けや振袖をいただいたので展示しました。古民家風の建物で昔の刺しゅうを見ていただければ、目の保養になると思います」と話していました。

この展示会は来月31日までの土曜日と日曜日、それに祝日に開かれています。