神埼市議会が開会 逮捕の市長の給与差し止める条例改正案提出

ふるさと納税事業の業務委託をめぐる入札妨害事件で現職の市長が逮捕された神埼市で22日、2月定例市議会が開会し、市長の給与や期末手当などの支給を差し止める条例の改正案などが提出されました。

ふるさと納税事業の業務委託をめぐる入札妨害事件で市長が逮捕された神埼市で22日、2月定例市議会が開会しました。

開会に先立ち、市長の職務代理を務める平方利郎副市長は「市長が逮捕された社会的責任は非常に重く、行政の信頼を損ねた。市民をはじめ、皆様に心からおわび申し上げる。職員が一丸となり信頼回復に努める」と陳謝しました。

これに対し、神埼市議会の田原和幸議長は「誠に残念で遺憾だ。市政を監視する立場としても責任を痛感している。市政の監視機能の強化を検討したうえで、再発の防止に全力を挙げて取り組む」と述べました。

今回の定例市議会では、市長の逮捕を受けて、防災対策や災害復旧の事業など最低限の予算に組み直した新年度の予算案や、市長の給与や期末手当などの支給を差し止める条例の改正案などが提出されました。

また市長が不在のため、一般質問を中止して議案の採決などが行われる予定となっています。